エビオスは昭和5年(1930年)から発売されており
70銭で50錠
4円80銭で500錠の値段で
日本中の薬局で売っていたようです
70銭は現在の物価に換算すると約2000円くらいのようです
5歳以上7歳未満の子どもは1日3錠飲めばいいんですが
戦前は格差が激しく1円(100銭)の重みが人によって違っているはずなので
エビオスは脚気にでもならない限り常用する庶民はいないと思いました
エビオスはビタミンB1の欠乏が脚気の原因だとわかったので
ビールを醸造する過程で捨てられていたビール酵母から作られました
酵母にはビタミンB1を腸内で合成する働きがあります
話は変わりますが
大日本帝国海軍はカレーなどの洋食に切り替えることで脚気の原因がよくわかっていなかった時期にも脚気による死者をほぼなくした時期があります
Wikipediaより引用
海軍軍医の高木兼寛はイギリスの根拠に基づく医療に依拠してタンパク質摂取量不足が原因だと仮定して、洋食、麦食を試み、1884年(明治17年)の導入により1883年の23.1%の発症率を2年で1%未満に激減させた。
なんとなくイメージなんですが
明治の頃の海軍の人って身長高い気がしたんですが
実際に身長が高い人の記録があります
洋食でタンパク質をしっかり摂っていたからかもしれないですが
脚気が減ったということはビタミンB1もしっかり摂れていたということであります
エビオスはビタミンB1を酵母により腸内で合成できるので
Wikipediaより引用
腸内細菌は、パントテン酸(ビタミンB5)、葉酸(ビタミンB9)、リボフラビン、ナイアシン(ビタミンB3)、ビオチン(ビタミンB7)、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンKも生成する[41]。また、酵母は、ビタミンB1を合成することができる[42]。
ビタミンB1が身長となんか関係ある気がするんですが……
仮説です