ハッカ油を入れた風呂に入ると基礎代謝が上がるという情報が
10年以上前のテレビ番組で放送されたらしいのですが(2006年頃)
最近の研究で脂肪細胞には複数種類があることがわかっています
①白色脂肪細胞……体内の余分なエネルギーを脂肪として蓄積する。熱を産生しない。
②褐色脂肪細胞……脂肪を燃焼して熱を産生する。遺伝や個人差が大きい。意図して増やすのは難しい。成人になるにつれて減少する。
③ベージュ脂肪細胞……褐色脂肪細胞ほどではないが、脂肪を燃焼して熱を産生する。白色脂肪細胞が運動や寒冷刺激によって変化することで生まれる。褐色脂肪細胞と違い、意図して増やすことができる。
ベージュ脂肪細胞の存在が最近の研究でわかったわけなんですが
ベージュ脂肪細胞は運動以外に寒冷刺激でも増えます
しかし冬が近づいている今の時期に水風呂に入るのは風邪をひいてしまいます
ということで冒頭の話に戻ります
ハッカ油を入れた風呂に入ると基礎代謝が上がるのは確からしいんですが
当時の研究ではまだベージュ脂肪細胞の存在が判明していません
ハッカ油を入れて入浴すると寒冷刺激があります
体温が上がっているにもかかわらずハッカ油を入れた風呂に入ると寒いです
基礎代謝が増えるのはハッカ油の成分(L-メントール)が原因かと推測されます
というわけで実験します
【入浴前の基礎代謝】
↓OMRON HBF-252F
↓TANITA RD-501
↓TANITA RD-902-RD
【入浴後の基礎代謝】
↓OMRON HBF-252F
↓TANITA RD-501
↓TANITA RD-902-RD
【実験後の感想】
7分程度風呂で温もりましたが
ハッカ油を20滴も入れたので
半端なく寒い
結果としては基礎代謝が約30kcal程度上がりました
結構すごくない?